かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

坤為地(こんいち)

坤為地

 今回は坤為地(こんいち)です。

 

 易の六十四卦の一つです。結果重視の現状維持、従うことで安心を得るようなイメージの卦です。

 

 内面を表す下三本の「内卦(ないか)」が地のイメージの「坤(こん)」、西洋占星術では「地」「マルクト」で結果重視、受動的、感覚的な感じだね。行動や外面を示す、上三本の「外卦(がいか)」も「坤(こん)」なんだね。

 

 そうです。6本とも全部陰なのです。

 

 タロットカードでは「円盤の4(金貨の4)」西洋占星術では山羊座の21度から30度と対応します。

 

 星占いで言うと1月10日~20日生まれ位の生まれの方が当たります。

 

 その生まれの人は永遠に守備的なの?

 

 星占いは「目標」である「太陽」の星座を特定します、目標の作り方が「現状を守る、失敗を極度に恐れる」イメージですが「堅実」で信頼感があります。

 

 とは言え「坤為地(こんいち)」は全て陰です、陰極まれば陽に転ず、易の卦は陰陽を逆転してみると、その卦に潜んだ意味合いが浮かび上がります、それを「裏卦(りか)」と言います。

 

 「坤為地(こんいち)」の陰陽を逆転させたら全部陽だね。

 

 そうなると「乾為天(けんいてん)」になります。大変能動的で大きな目標に向かうイメージです。

 

乾為天

 そうか、「坤為地(こんいち)」にはのちに何かをするために備える一面もあるんだね。

 

 それを支えたり、守ったりするイメージもあります。「三線形」の「坤(こん)」には「母」のイメージもあるのです。

 

 

 「坤為地(こんいち)」はそれが上下に重なっているんだね。

 

f:id:KAERUSAN:20210105140235g:plain 出典は「易経」でした。