今回は南風之詩(なんぷうのし)です。
中国の伝説の人物、舜(しゅん)帝の作ったとされる歌。世の中が良く収まっている、と言うこと。
伝説の舜帝って、古代の伝説の五皇三帝(ごこうさんてい)の?
そうですね、殷(いん)王朝より前の伝説の人物です。
舜帝が琴を弾き、南風が吹くと、良く世が治まる、と言うような詩です。
南風のように優しく国を治める、と言うような意味がこもっていると考えられます。
確かに、北風みたいに治めて欲しくないよね。
で、この詩は「十八史略」に載っているのですが、そこに、「詩曰(しいわく)」とあります、ここが「詩経」を指すのか、どうか、「詩の言うところ」とも取れまして、良く判らない、と言うことです。
「詩経」を調べればいいじゃん。
孔子が10分の1くらいに編集してしまったと言われていますし紛失したかもしれません。
孔子のヤツ勝手なことを。
とは言え、孔子が「詩経」をまとめたと言うのはあくまでも言い伝えで、怪しいと言うのが通説でございます。
と、言うわけで、
出典は判りません。