今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「地水師 四爻 象伝」です。
四爻は「師左次 无咎」しさじす とがなし。です。
象伝では「象曰 左次无咎 未失常也」しょういわく しりぞきやどるとがなし とは いまだつねをうしなわざればなり。
簡単に言えば、ぜんぜんダメな時は退くしかない、退くのが良い、的な意味になります。
「初爻」とも応じてませんし、「五爻」「三爻」とも比してません、しかし「四爻」は「陰位」に「陰」ですし、さらに「四爻」は常に新しい段階を意味します、要するに不安定な状態です。
だから、誰も助けてくれないなら、撤退しろ、っていうことか。
まあ、そういうことです。戦争ですから勝てないのに戦うな、ってことですね。
