かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

垂拱之化(すいきょうのか)

垂拱之化

 今回は垂拱之化(すいきょうのか)です。

 

 中国の昔の言葉で、統治者が何もしなくてもみんなが統治者の徳に感化されて悪いことをしなかったから、何もしなくても平和だった、ということです。

 

 嘘でしょ?

 

多分そうでしょうね。

 

 だって、昔はよかった、ってよく聞くけど、実際には日本だって昔より凶悪事件は減ってるよね。

 

 そうです、今の子供は昔の子より悪いことをしにくくなっています。昔の方がとにかく悪かったと言えます。今の子はいい子が多いんです。実際に子供を見て凶悪化したとは思えないですよ。

 

 そうそう、昔はよかった、は幻想。今だっていいことはたくさんある。

 

 そうですね、昔より今なんて政治家もめちゃめちゃクリーンですよ。

 

 にわとりさんは結構幸せだと思ってる。

 

 かえるさんもかなりそう思います。

 

 「書経」に「垂拱而天下治」という言葉がありまして、同じような意味なので、こっちが出典とも言えます。

 

 出典は「晋書」でした。