今回は為虎傅翼(いこふよく)です。
強いものをさらに強くする、という意味です。
虎に羽を付けちゃう、ってことか。
手が付けられないイメージから、悪いものに力を与える、というイメージもあります。
悪い意味でも使えるのか。
この言葉は出典が難しいです。
あら、またかい。
中国の資料でよく見かける出典は古代国家「周」のことを書いた「逸周書(いつしゅうしょ)」ですが、この本は誰がいつ書いたか、よく判りません。
まあ、古い本だから仕方ないね。
というわけで「韓非子」が日本ではよく見かける出典です。
「淮南子」や「三国志」にも出ている言葉です。
「三国志」はその中じゃ新しいね。色々な所で使われているんだね。
ですから、やっぱり「韓非子」になりますよね。
「逸周書(いつしゅうしょ)」は古そうだけど良く判んないから仕方ないね。
にわとりさんも、パワーアップの為に羽を付けよう!
…。
にわとりさんは、にわとりだから、もう付いてた。
じゃあ、もう強いんですね。
出典は「韓非子」でした。