かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

天懸地隔(てんけんちかく)

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f:id:KAERUSAN:20171110211621g:plain 今回は天懸地隔(てんけんちかく)です。

 

f:id:KAERUSAN:20171110211621g:plain 大きな隔(へだ)たりがある、すごく違うと言うことです。

 

f:id:KAERUSAN:20171110212314g:plain 要するに「雲泥之差」(うんでいのさ)だ。

 

f:id:KAERUSAN:20171110211621g:plain そうですね。

 

f:id:KAERUSAN:20171111152540g:plain でもさ、雲と泥じゃ、ぜったい雲が上だと思うのよ、でも天と地ってどっちも重要で上下を感じないのよ。

 

f:id:KAERUSAN:20171111152527g:plain なるほど、でも離れているのは確かですし、この言葉は中国の古い言葉ですから「天」と言うのは、至高のもの、大きなもの、と言うような意味もありますので、上下を決めるのなら、やはり「天」が上でしょう。ただ、この言葉は「大きな隔たりがある」と言う意味ですから。

 

f:id:KAERUSAN:20171111152605g:plain 大きな隔たり、って同じでしょ。すごい良いのと悪いの、ってことでしょ。

 

f:id:KAERUSAN:20171111152527g:plain 大きく違う、って言う意味にもなりますし、言い方が違いますね。

 

f:id:KAERUSAN:20180116120306g:plain そう言われて見ると「雲泥の差」と使い分けられるか。相手への思いやりがあるかも。

 

f:id:KAERUSAN:20171111152205g:plain そうですね、逆に言うと「雲泥の差」は言い過ぎかもしれないですね。片方が「泥」ですからね。

 

f:id:KAERUSAN:20171110212314g:plain 天懸地隔(てんけんちかく)の欠点は画数が多くて書けないな。

 

f:id:KAERUSAN:20171110211621g:plain 出典は「南斉書」でした。