今回は常套手段(じょうとうしゅだん)です。
使い古された方法、いつものやりくち、です。
常が、この意味の言葉に入っているのは判る。で、この套って何よ。
套(おお)う、套(かさ)ねる、とも読みます。外套(がいとう)はマントのことですね。ありきたり、という意味もあります。
マントのおおう、か、覆う、じゃないの?
ぜひそっちを使ってください。
外套って字も、その物も使わないなぁ。
いや、普通に売ってますよ。防寒具として。マントで検索してください。あと、プッチーニのオペラで「外套」ってありますね。
あら、そうなの。おおう、は判ったけど、ありきたり、って使い方は普通しないよね。
そうですね、中国語で「套路(日本語では、とうろ)」って言葉がありまして、武術などで、決まった型や動きを組み合わせたものを言います。日常会話でも、やり方を教えてくれよ、なんていう時などに、やり方、の意味で使います。
ああ、それ、それっぽいわ。
出典はわかりません。