今回は得意忘言(とくいぼうげん)です。
本当に悟って極めれば言葉は要らない、ということです。
要るでしょ!
本当に深く理解したものは、言葉に出来ない、言葉にするとむしろ誤解が生ずる、とも言えるのです。
そうなの、そういうもんなんだ。
言葉にのみこだわり、理解した、と思うのは本質を失ってしまいやすいものです。
この言葉は荘子の言葉で、言葉というものは意思を伝える道具であってそれ以上でも以下でもない、ので荘子は言葉にこだわらないでいられる人間と語り合いたい、といったのです。
しゃべってるじゃん。
言葉に振り回されない会話をしたい、ということです。
出典は「荘子」でした。