今回は探驪獲珠(たんりかくしゅ)です。
危険や困難を乗り越えて大きな成果をえること。
「驪」って?
黒い、黒い馬、と言うことです。
元の話は、宝物を拾ってきた子供に、そう言う宝物は本来黒い竜が守っているべきものであって、本当ならその黒い竜に食われているはずのお前が持っているべきものではない、石で砕いて捨ててしまえ、と言うお話です。
せっかく拾ったのに?
実は王様に意見を言ってたくさんの褒美を貰った人にこの話をした、となっています。
要するに、実力以上の利益を得て調子に乗るのは危ない、黒い竜より、王様と関わる方が危険だ、と言いたかったのです。
人は財や権力を得ると変わるものね。
「驪」は、黒い竜のことか。
出典は「荘子」でした。