今回は攫鳥不搏(かくちょううたず)です。
心のきれいな赤子のような徳のある人は強い鳥もそれを攻撃しない、ということです。
こういうの多いね、老子は。
そうです、当然これは本物の猛禽類が襲ってこないという意味ではありません。自分の欲望などから守られる、と言うことです。
なるほど、でも行き過ぎると向上心も無くなっちゃう。
そうですね、でも老子は、当時、権力争いに敗れた没落貴族たちが喜んで読んだ、と言う側面もありますから、「向上心が身を滅ぼす」という言葉は納得しやすいですよね。
なるほど、文学、哲学には時代背景もあるのか。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。