今回は杞人之憂(きじんのゆう)です。
全くムダな心配、「杞憂(きゆう)」のことです。
杞の国の人が、天が落ちてきたらどうしよう、って悩んでたことをバカにした話だよね。
周に滅ぼされた殷(いん)王朝の人たちだからバカにされてますね。
ちなみに「杞国有人憂天地崩墜」と「列子」にあって「杞人天憂(きじんてんゆう)」の出典となっています。
しかし「杞人之憂(きじんのゆう)」は、ちょっと違う所に出てまして同じ意味です。
出典は清末期のころの長編小説「孽海花(げっかいか)」でした。