今回は柔能制剛(じゅうのうせいごう)です。
柔、能く剛を制す(じゅうよくごうをせいす)という言い方がよく使われます。しなやかな、柔らかいものが堅いものに上手く対応して勝つこともある、ということです。
弱いものが強いものに勝つ、ってことじゃないの?
弱く見えるものが、強く見えるものに勝つ、というようなニュアンスで使われますが、力だけに頼っては上手く行かないことを表現しているという見方も出来ますね。
そっか、弱い全く訓練しない人でも頑張った人に勝つような意味じゃないのか。
弱い訓練しない人に、負けるのは相当弱いだけですよね、それは強くないでしょ。
それじゃ、普通じゃん。楽してたけど頑張った人に勝ちたいじゃん。
そんなわけ無いじゃないですか、ウソ言っても仕方ないでしょ。
出典は兵法書の「三略」なのですが、その書物の別の場所には、柔も、剛も、弱も、強も、使い所を考えて使うべきだ、とあるので、別に「剛」が悪いようにも書いてません。
あ、そうなんだ、柔が偉くて、もう剛はダメなのかと思ってたよ。
出典は「三略」でした。