今回は紆余委蛇(うよいだ)です。
うよいい、とも読みます。迂回曲折、くねくねと曲がって、続いてるさまです。
曲がってるんだね。
そうです。
この言葉の出典は「子虚之賦」を天子に奉るために書き直した「天子游獵賦」というのがあって、それを「文選」に掲載する時に「子虚賦」と「上林賦」に分けまして、その「上林賦」の言葉です。
めんどくさ!
何でそんなことになったの?
「子虚之賦」を見た天子がその文章を大いに気に入って、これを書いた人と会ってみたかった。と勝手に昔の人だと思って言いました。
しかし、普通に生きてましたので、その人物は天子の元に呼ばれまして、「子虚之賦」を天子に向けて書き直したのが「天子游獵賦」です。
しかし、けっこう長い文章なので、「文選」に掲載する時に「子虚賦」と「上林賦」に分けたのです。
その「上林賦」に載ってるんだね。
そうです。
で、出典は一般的に「文選」の「上林賦」なっています。