かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

造次顛沛(ぞうじてんぱい)

f:id:KAERUSAN:20170429231220j:plain

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 今回は造次顛沛(ぞうじてんぱい)です。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain あわただしく、あっという間の時間、のことです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain あわただしく、あっという間の時間、のことを、造次顛沛?使いにくいなぁ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain どんな、わずかな、あわただしい時でも、仁の心を忘れてはいけない、という孔子の言葉の一部なんです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214152354g:plain 造次顛沛は、あわただしい、あっという間の時間だけど、言いたかったのは、そういうことなんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154109g:plain 孔子は、お金持ちになることは、悪くない、だってみんな欲しいでしょ、欲しいものを努力して手に入れるのはいいことだ、しかし、悪いことをして手に入れた富にはなんの価値も無いでしょ、どんな少しの時(ここ造次顛沛)も、仁の心を忘れないのが君子と言うものだ、と言ったんです。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain じゃあ、片時も忘れるな、みたいに使えばいいんだ。この字から、全く意味が読み取れないんだけど。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 「造」には、作る、始める、にわか、あわただしい、などの意味があります。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain 「造」だけで、もう、あわただしいんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 「造次」で、あわただしい時間、わずかの時間となります。「顛沛」は、つまづくこと、そこからつまづく様なわずかな時間も意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 「造次」だけでも使えます、造次にも感謝の気持ちを忘れたことはございません、みたいな使い方ですね。

 

f:id:KAERUSAN:20170214154404g:plain つかわねぇ~。

 

f:id:KAERUSAN:20170214152354g:plain おっと失敬、なるほどね。便利だね~☆

 

f:id:KAERUSAN:20170214145718g:plain 出典は「論語」でした。