今回は開物成務(かいぶつせいむ)です。
易の言葉で、易によって、ものごとを成就させること。人の智を開発することで、ものごとを成すこと。
略して「開成」と言います。
あー、有名な学校の名前だ。
知識、知恵によって、ものごとを成す、学校の名前にピッタリでしょ。
でも、易って、あの、たくさん棒を使って占うやつでしょ。そんなキチンとした学校の名前にしてもいいの?
中国の官僚試験に使われた「四書五経」の「五経」の一つ「易経」にある言葉で、遊びの占いとは違うんです。昔は学問だったんです。
まあ、今は本質はほぼ失われて遊びの色が濃いようですけど。
「開成」は、占いの言葉と言うより知恵や学問でものごとを成し遂げる意味が強いんだね。
そういう意味で使われるのが普通ですね。
出典は「易経」でした。