今回は霑体塗足(てんたいとそく)です。
体をぬらし、泥にまみれて働く、と言うことで中国の管仲(かんちゅう)が桓公(かんこう)と話した時の農民を説明した言葉です。
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管仲(かんちゅう)って、よく「三国演義」の諸葛孔明(しょかつこうめい)を管仲(かんちゅう)、楽毅(がくき)に並ぶ天才、とか言うよね。
あの管仲(かんちゅう)か。
そうです。
「霑」って?
霑(うるお)い、霑(うるお)す、などと読みます。
潤(うるお)す、じゃない字もあるんだ。
なんか、うるおす、なんて言うと、良い感じの意味しか思わないけど、大変そうなことも表すんだ。
まあ、うるおってますからね。湿らす、濡らす、と言う意味もあります。
しかし、うるおす、には「程よく水分を与える」と言う意味、イメージが強いですから、「うるおす」という言葉は時と場合は良く考えたいですよね。
正しくても、判りにくいと良くないよね。
そうですよね。
出典は「国語」でした。
「国語」?
中国古典の歴史書です。「春秋左氏伝」の著者と同じ著者の作品と言う説もありますが定かではありません。
へー、まあ、昔の話だからなー。