今回は鴉雀無声(あじゃくむせい)です。
静まり返っていることです。
鴉(からす)の声も、雀(すずめ)の声も無い、って言うことか。ちょっといいな。
有名な詩人でもある蘇軾(そしょく)の漢詩の言葉です。
使ってみたい気もしますが、実生活ではナカナカタイミングが無さそうですね。
ちょっとカッコ付けすぎな気もする。
文章ならいけそうですよね。
そうだね、言うのはちょっと照れちゃう。
そう言えばカラスってウーロン茶の「烏」じゃないんだね。
カラスは漢字がたくさんあるんですよ、「烏」「鴉」「鵶」「雅」全てカラスです。
「雅(みやび)」って文字が混ざっているよ!!
元はカラスって意味だったんです。元は鳴き声から「雅」が当てられたそうです。後に偉い人の前で演奏される曲の楽章の名の「夏」と言う字と音が近かったため「雅」という字も通用するようになったそうです。
その流れで「雅」と言う文字が、宮廷音楽的な所に使われるようになったんだ。
ってことは「雅」は、みやびより、カラスが先なんだ。
そうです。
出典は 蘇軾の詩「絶句」でした。