今回は温故知新(おんこちしん)です。
有名な言葉だねえ。
ふるきをたずねて、あたらしきを知る。ふるい、昔からある知識を学ぶことで、新しい考えが作れる、と言う意味です。
知新(ちしん)はあたらしきを知る。でいいけど、温故(おんこ)ってなによ。なにを温めてるの?
温は、たずね求める、って意味です。
ところで、ここだけの話、ふるきをたずねて、なんで、あたらしきを知れるのさ。
一度学んだことを復習したり、先人の知識を学んだりすることで、理解が深まれば、それはまさに、あたらしきを知る。なのです。
孔子は、ただ、悩み考えるだけではなく、やはり学ぶ必要がある。と言っています。
理解出来ない事は、あきらめず、何度も繰り返し学習することで、脳のニューロンのネットワークが構築されますから、物理的に当然、理解出来るようになります。
もとはそんな意味じゃないでしょ。
でもまあ、現代風に言えば、そうとも言えますよ。
出典は「論語」でした。