今回は刎頚之交(ふんけいのまじわり)です。
ふんけい?
クビを切ることです。刎頚之交の意味は、相手のためにクビを切られてもいい、と思うほどの、人間関係、友情と言うことです。
クビはダメでしょ、クビは!
どうなったら、そうなるのよ。
昔の中国で、趙という国に、えらい軍人と、政治家がいて、軍人の方は、口ばかりの政治家が大嫌いだったのですが、政治家の方はいつも争わないようにしていました。
ふむ。
理由は、自分と軍人が争っていては、巨大な秦の国に滅ぼされてしまう。と言うことでした。
おお、えらいね。たしかにそうだ。
それを聞いた軍人は大変感動して、以後は政治家と、とっても仲良くするようになりました。
お互い国のためにそう思ったんだね、なるほど。
出典は「史記」でした。