今回は天衣無縫(てんいむほう)です。
この言葉って、純真無垢みたいな、意味かと思うけど、自信が無い。
いやいや、合ってますよ。天衣無縫は、わざとらしさが無く、自然な感じですばらしく完璧なこと。純粋で、飾り気の無い人柄も指します。
天衣無縫ってだけあって、天女の服は縫い目が無い、と言う所から来ています。そこから、技巧的なものを感じさせない全く自然な完璧なもの、という意味になって、詩や文章などの評価にも用いられたりします。
また、さっき、にわとりさんが言っていた意味は、人間性として、全く自然で、素晴らしい人格、という意味ですね。
そういうことなのか、意味が広いんだね。
出典は郭翰(かくかん)「霊怪録(れいかいろく)」でした。