今回は一入再入(いちじゅうさいじゅう)です。
染物を何回も染料につけること、です。転じて、恩が深いことを意味します。
どういうこと?
「平家物語」の言葉で「其恩のふかきことを案ずれば、一入再入(いちじゅうさいじゅう)の紅にも過ぎたらん」とあります。
受けた恩と、ていねいに染めた染物を比べてるのね。それほど深い恩だということね。
なんか、お吸い物とか汁物のことかと思った。
日本の言葉は珍しいね。
そうですね。この言葉は何度も染物を染汁につけることも意味します。