今回は事業承継(じぎょうしょうけい)です。
会社の経営を経営者が後継者に引き継ぐことです。
社長さんが変わるってこと?
身分、仕事、財産を引き継ぐだけだと、事業継承ですね。
え?なんか違うの?
会社の経営を経営者が後継者に引き継ぐと言うのは、会社の精神や伝統のようなものを含める意味があるのです。
社風や、従業員への待遇の思想など、簡単に変えてはいけないものなどの引継ぎも含むのです。
なるほど、今まで社員を大切にしていたのに、急に物のように扱ったりしたら、長い目で見たら良くないよね。
というような、建前的な事柄も含みつつ、現在では、会社の株の相続税、贈与税などが問題になっていまして、中小企業などはそのまま廃業に追い込まれることもあるので、納税猶予の制度などを設けています。
国も気を遣ってるんだね。
しかし、日本の制度らしいデメリットもあります。
納税猶予を申し込み、後から取り消されると、かえって納税額が増えるのです。
そのため、キチンと理解していない普通の人が行うことは難しいです。
やっぱり、普通の人には使えないのか、いつも通り判りにくいんだね、日本らしいや。中小企業のためじゃないんだね。