今回は名垂竹帛(めいすいちくはく)です。
後世に立派に名を残す、歴史に素晴らしい実績を残すこと、です。
ちくはく?
竹と、絹です。昔は紙が無かったですから。竹とか絹に書いたんです。
ですから、名垂(めいすい)は名を残す、ということです。
名を垂(た)れる、で名を残すって、ソースをこぼしたみたいな感じ?
落ちないし
ただ、この言葉は良くある言葉でしょ。
まあ、歴史に名を残したい、なんてどこにでもありそうな願望だもんね。
ですから出典が難しいです。「後漢書」では「倶立功名 當垂竹帛」とありますので、「後漢書」と言ってもいいでしょう。
「呉越春秋」には「聲可托于弦管、名可留於竹帛」とあります。
どちらも後漢の頃の書物です、新しい所では「三国演義」には「名垂竹帛(めいすいちくはく)」とあります。
どれでもいいけど、じゃあ、それかな。
そうですね、ただ、新しいですから出典は「後漢書」とする気持ちも判りますよね。
とにかく、
出典は「三国演義」でした。