
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「坤為地 上爻 象伝」です。

上爻は「龍戦于野 其血玄黄」りゅうやにたたかう そのちげんこう。です。
象伝では「象曰 戰龍於野 其道窮也」しょういわく りゅうやにたたかうは そのみちきわまればなり。
「坤為地」はコツコツ頑張ってきたのに何と戦ってるの?「龍」って「乾為天」っぽいよね。
そうですね「龍」は「無意識的記憶の集合体」であり「自分が本当にやりたいこと」の源泉とも言えます。
ですから「坤為地」で頑張って「龍」の願望を実現化する、要するに血まみれになって犠牲を払って戦うことは「実現化」「ハルマゲドン」や「ラグナロク」などの「最終戦争」のイメージです。
それは「道を究めること」も通じますし、この先が無い「窮る」にもなります。その力を発揮するべきところに行かなくてはなりません。
しっかり支え続ける「坤為地」が力を付けすぎて「新たな道」に向かうイメージもあるのか。
実はもともと、そこを目指していたとも言えます。
まあ、そうだよね、頑張っていれば力は尽くし。
その続きが「水雷屯」ですから、悩みながら進むことになります。
「水雷屯」の辛さは「新しい道」だから、当たり前なんだね。





