
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「水雷屯 初爻 象伝」です。

初爻は「磐桓 利居貞 利建候」ばんかんたり ていにおるによろし こうをたつるによろし。です。
象伝では「象曰 雖磐桓 志行正也 以貴下賤 大得民也」しょういわく ばんかんといえども こころざしただしきをおこなうなり きをもってせんにくだる おおいにたみをえるなり。です。
どういうこと?
「磐桓(ばんかん)」は、うろうろと動き回ること、ぐずぐずとすることです。上手く物事が進まなくても、しっかり正しいことをしなさい、そして、「初爻の陽」が「二爻の陰」と比しています。
自分の無意識、本心とも言える「無意識的な陽」を「貴」とし、「物質的繁栄に向かう陰」を「賎」とし、「本心をしっかり抱きつつも、努力を怠らない」ことによって、大いに民を得る、と言っています。
にわとりさんは民を得ても仕方ないけど。
易は君子の占いですから、指導者、政治家的な意味で、しっかりした国の運営をしていると、民が離れず、新たな民がやってきますから、税収も増え国が安定しますから、力が蓄えられる、得られるイメージです。
なるほど、要するに「大変な時でも謙虚に頑張れ」ってことかな。
「水雷屯」は簡単な時ではありません、恵みの雨が降るまで希望を持ってしっかり頑張る卦ですからね。
その「初爻」にふさわしいイメージだね。





