かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

大哉乾元(おおいなるかなかんげん)

f:id:KAERUSAN:20180601180541j:plain

 

f:id:KAERUSAN:20180407154520g:plain 今回は大哉乾元(おおいなるかなかんげん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20180407154520g:plain 「易経」の言葉で、乾為天(けんいてん)の解説にある言葉です、大哉乾元(おおいなるかなかんげん)、万物資始(ばんぶつとりてはじむ)とあり、大いなる天から全てのものが始まる、と言う意味です。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161322g:plain なんか乾いてるんじゃないんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161201g:plain なんか乾いてるんじゃありません。「乾」には天や天子関わることに使うこともあります。

 

f:id:KAERUSAN:20180407160235g:plain 一個も浮かばない「乾電池」?

 

f:id:KAERUSAN:20180407161201g:plain それは、それは電解液を固体に担持(たんじ)させた電池です。乾いてる意味ですね。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161019g:plain 乾徳(けんとく)などは天子の徳を意味します、常に前進しようとする精神なども意味します。

 

f:id:KAERUSAN:20180407154520g:plain この「易経」の大哉乾元(おおいなるかなかんげん)は、中国の「元」王朝の名前の語源になりました。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161824g:plain へーそうなんだ。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161019g:plain 一般的に有名な王朝は、その王朝の基礎を築いた人の領地の名前にするのが普通なので、めずらしいパターンです。

 

f:id:KAERUSAN:20180407161824g:plain 「元」は遊牧民の国だから仕方ないかな。ジンギスカンの流れでフビライが作ったのが「元」だよね。

 

f:id:KAERUSAN:20180407154520g:plain まあ、中華の文化に合わせて漢字にしたとも言えますね。

 

f:id:KAERUSAN:20180407154520g:plain 出典は「易経」でした。