今回は大哉乾元(おおいなるかなかんげん)です。
「易経」の言葉で、乾為天(けんいてん)の解説にある言葉です、大哉乾元(おおいなるかなかんげん)、万物資始(ばんぶつとりてはじむ)とあり、大いなる天から全てのものが始まる、と言う意味です。
なんか乾いてるんじゃないんだ。
なんか乾いてるんじゃありません。「乾」には天や天子関わることに使うこともあります。
一個も浮かばない「乾電池」?
それは、それは電解液を固体に担持(たんじ)させた電池です。乾いてる意味ですね。
乾徳(けんとく)などは天子の徳を意味します、常に前進しようとする精神なども意味します。
この「易経」の大哉乾元(おおいなるかなかんげん)は、中国の「元」王朝の名前の語源になりました。
へーそうなんだ。
一般的に有名な王朝は、その王朝の基礎を築いた人の領地の名前にするのが普通なので、めずらしいパターンです。
「元」は遊牧民の国だから仕方ないかな。ジンギスカンの流れでフビライが作ったのが「元」だよね。
まあ、中華の文化に合わせて漢字にしたとも言えますね。
出典は「易経」でした。