今回は射石飲羽(しゃせきいんう)です。
人は本当に集中して頑張ると素晴らしい力が出る、ということ、です。
羽を飲んじゃってる感じ?
そうではないです、石を射て、矢が石に深く刺さってる、ということです。
ああ、石が矢を飲み込んでるのね。弓矢のお尻に羽が付いてるもんね。
ある人物が、虎を見かけたので弓矢で射たら、当たったと思い見に行ってみたら、弓矢が石に刺さってた、という話が元になっています。
え?
じゃあ、虎に当たってないから、虎が元気でいるんじゃないの?見に行っちゃ危ないね。
実は、かえるさんもそう思います、この話おかしいですよね。
弓矢も外れてるしさ、大したことないよ。
まあ、石に弓矢が刺さったのはすごいですよね。
本当に石なの?泥の塊だったりして。
それは有り得ますね。
話の出典は「呂氏春秋」です。
ただ「射石飲羽(しゃせきいんう)」とは出ていません。
「韓詩外伝」も良く出典になってますが、「射石飲羽(しゃせきいんう)」とは出ていません。
「韓詩外伝」には「没金飲羽」と出ています。
「呂氏春秋」には「養由基射先、中石、矢乃飲羽、誠乎先也」とあります。
なんか出典ってめんどくさいね。
さじ加減が難しいですよね。
出典は「呂氏春秋」でした。