今回は幣帚千金(へいそうせんきん)です。
自分の欠点がよく判らず、大切なものと思うこと、です。
あら、なんかひどい言いようだね。
自分の持ち物なら古い箒でさえ大切で価値がある、と思うことですね。
良くないけど、あるかも。
とはいえ、この言葉は「言う人の価値観を反映しやすい」ですよね。
あ、そうか、せっかくの能力も見る人によってはつまらないものかもしれないよね。
案外、古い箒が本当に「千金」になるかもしれませんよ。
確かに。
そして人生はお金ばかり追いかけてはやりたいことをやれずに時間を失ってしまいますからね。
なるほどね。
でも、どうしようも無い欠点は何とかしないとね。
自分でしっかり自分を省みることはやはり大切です。
出典は「東観漢紀」でした。