今回は本来面目(ほんらいのめんもく)です。
仏教でいう人本来の姿を意味します。物事の本質を指す意味でつかわれることもあります。
「人」本来の姿?
本当にまっさらな素直な状態です。禅の目指す姿と言っても良いでしょう。
にわとりさんみたいに心がきれい、ってこと?
世間の価値観や常識などにも左右されないようなイメージですね。
じゃあ、違うわ。
「面目」ってなに?
「詩経」にも載っている古い言葉で、もともとは「顔」という意味です。
だから、見た目とか、どう見られているか、とか姿、形、みたいな意味なのか。
出典は唐 慧能「六祖壇経」でした。