
今回は特別企画「周易 象伝」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「周易 象伝」になります。
今回は「水雷屯 五爻 象伝」です。

五爻は「屯其膏 小貞吉 大貞凶」そのあぶらをとどこおらす、しょうていなればきち、だいていなればきょう。です。
象伝では「象曰 屯其膏 施未光也」しょういわく そのあぶらをちゅんす ほどこしい いまだおおいならざるなり。
どういうことなの?
爻辞を考えれば、しっかりやって現実化したければ、小さな事ならすぐに出来るでしょう、それを「小貞」なら「吉」と言っています、しかし、大きな事なら、まだまだ大変であるから「大貞」要するに「大いに正しければ」「凶」と言っています。
これはしっかり読めば、大きなことをするならば、しっかり継続的にやっていけば生まれ変わって成長できるが、すごく大変である、ということを言っています。
なるほど、大きなことをするなら大変だし、すぐに結果が出ないけど、これを「大貞」って言っているのか。
結構、勘違いされるのは、「少しでも大変」=「良くない」と考える占い師ならば、「凶」だし、とりあえず良くない、と考えてしまいます。しかし、これでは人間の成長自体を否定しています。
「易」は君子の占い、哲学ですからね。小さなことをしっかり積み重ね、一気に大きなことを望まず取り組むことの大切さも言っています。
象伝ではそれを、未だ大いに行き渡らない、と言うことを言っています。
小さなことからしっかり地道にやっていけ、ってことだ。
そういうことです。焦らずやるべきことをしろ、と言うことです。
これは当たり前のようですが、人はすぐに結果を欲しがるものです、そして、地道に何かをすることを理由を付けて放棄してしまうこともあります、それを戒めているのです。
なるほど、心当たりあるな。





