かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

疑事無功(ぎじむこう)

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f:id:KAERUSAN:20191004012427g:plain 今回は疑事無功(ぎじむこう)です。

 

f:id:KAERUSAN:20191004012507g:plain 物事は疑いながらやっても上手くは行かない、ということです。

 

f:id:KAERUSAN:20191004121550g:plain 確信をもってやりぬく気持ちで取り組め、ってことだね。

 

f:id:KAERUSAN:20191004012427g:plain そういうことです。

 

f:id:KAERUSAN:20191004012507g:plain 古代中国の法律家 商鞅(しょうおう)の言葉といわれています。商鞅(しょうおう)は、後に中国を統一する「秦(しん)」を強国にした一人と言われています。

 

f:id:KAERUSAN:20191003234940g:plain 改革をすすめるときに「疑行無名 疑事無功」と言っています。

 

f:id:KAERUSAN:20191004121702g:plain 商鞅(しょうおう)は年表とかでも見かける名前だね。

 

f:id:KAERUSAN:20191004010950g:plain 「疑事」も「疑行」もあやふやな気持ちで行うことです。

 

f:id:KAERUSAN:20191003235850g:plain 出典は「商君書」と言う、商鞅(しょうおう)が書いたと言われる本ですが、内容的に少なくても一部は後の人が書いたと言われています。

 

f:id:KAERUSAN:20191004010950g:plain この商鞅(しょうおう)のことは「史記」にも出ています。

 

f:id:KAERUSAN:20191004123533g:plain へー。

 

f:id:KAERUSAN:20191004010950g:plain もう少し時代が後になって、「趙(ちょう)」の王様が、北方民族と戦うため騎馬民族の服を軍隊に取り入れようとして猛反対に合いましたが、肥義(ひぎ)と言う家臣が王に、王が決めたからには断固やらないといけない、疑事無功(ぎじむこう)だ、と言いました。

 

f:id:KAERUSAN:20191004010538g:plain このことを「胡服騎射(こふくきしゃ)」と言います。商鞅(しょうおう)より後のことですが、このエピソードの出ている「戦国策」を出典にしている資料もあります。

 

f:id:KAERUSAN:20191004010727g:plain 「戦国策」は「史記」より新しいんじゃないの?

 

f:id:KAERUSAN:20191003235850g:plain まとめられたのは前漢の末期ですが、内容は古い本のまとめですから。

 

f:id:KAERUSAN:20191003235517g:plain でもエピソード自体は、商鞅(しょうおう)の方が古いよね。

 

f:id:KAERUSAN:20191003234332g:plain そうです。

 

f:id:KAERUSAN:20191003234206g:plain 出典ってむずかしいね。