今回は白板天子(はくはんのてんし)です。
しっかりした手続きを踏まないで即位した皇帝のこと、です。要するに玉璽を持っていないとか、偽物、傀儡の皇帝のことです。
何で板が白いの?
「白」は何も書いていない、ということです。任官の時に板に名前を書いていた時代があったんで、「白板」は、任官されていない、ということになったわけです。
それが皇帝だとちょっとヤバいね。
そんな人いたの?
もちろんいました、まあ、国家が滅びる時の皇帝はそんな感じになっちゃたりすることもあるわけです。
へー。
出典は「南斉書」でした。