今回は瞞天過海(まんてんかかい)です。
相手が当然と思い、疑わないような感じでだますことを言います。
当たり前すぎて気付かない感じかな。
そうですね、「天を瞞(あざむ)きて、海を過(わた)る」とも言います。
お空をだましちゃうの?
この「天」は皇帝のことで、唐の2代目の皇帝、太宗のことです。
李世民(りせいみん)か。
皇帝が海を渡るのを嫌がったので、船に土を敷いたりして、陸上のようにみせて、海を渡らせた、と言う故事による言葉です。
三十六計などにも出ていまして、相手に警戒心を抱かせないようにしてだます作戦を言うのです。
なるほど。
出典は判りません。
三十六計じゃないの?
三十六計は、昔からある言葉も載っているので、載っていても出典じゃないことが多いです。