今回は矯枉過直(きょうおうかちょく)です。
問題を正そうとしてやり過ぎてしまうこと、バランスを欠いてやり過ぎてしまうこと。
やり過ぎ、ってことは余計悪くなっちゃう、って感じだね。
そうですね、
この言葉は「漢書」に「矯枉「者」過直」とあります。
「者」って入っちゃってるんだ。
そうです、そして「後漢書」には「矯枉過「正」(きょうおうかせい)」とあります。
「直」が「正」になってるんだ。
「越絶書」には「矯枉「度」過直」となっています。
「度」が入っちゃってるんだ、どうでもいいけど、
じゃあ、出典はどうなるのよ。
どうやら「漢書」より「越絶書」の方が少し古いようですので、
出典は「越絶書」でした。