今回は而不敢為(あえてなさず)です。
あえて余計なことをしない、ということです。
「老子」のことだから、知恵者は目先のことばかり考えてくだらないことをしない、みたいな意味なんでしょ。
全くその通りです。
多くの人は自分が本当にやりたいこと、をやらずに、関係ないことをしている、というような取り方も出来ますし、余計なことして上手く回っている自然を壊したり、と言う様なことを言っているわけです。
この言葉は「老子 六十四章」にありまして、聖人は目先のことや物欲ではなく、自然を大切にして要らないことをしない、と言う文脈で載っています。
なるほど。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。