今回は聖人不積(せいじんふせき)です。
聖人は積まず、要するに溜め込まない、ということです。
そんなこと言ったって溜め込みたいじゃん。
自分がやるべきことが出来ていないと不安になる、そうなると、溜め込もうとする、溜め込もうとすると、自分のやるべきことから遠ざかる、ということです。
でも、何かあったら困るから少しは溜めたいでしょ。
別に、限界まで托鉢僧みたいにしなくてもいいですよ、ただ、本分を忘れてやると、最後自分は何をしていたんだろう?ってならないように、ってことです。
なるほどね、人生はみんな一回だから加減が難しいわ。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。