今回は柔弱處上(じゅうじゃくはかみにおる)です。
頑ななものより、柔らかく柔軟なものが結局は高い所にいる、ということです。
これって以前やった「強大處下(きょうだいはしもにおる)」とセットなんでしょ。強い方が上で弱い方が下なのが普通だよね。
結局、強いものは強いことを誇示したがりますし、不要な敵を作ってしまうものです、本分を守っていれば「本当にやりたいこと」「自分の使命」に向かえるのです。
使命って何よ?
自分の能力を最大限に生かす、発揮することです、人間にそういう形で全体に貢献できることは非常に大きな喜びと言えるでしょう、これは金額や他者の評価とは必ずしも一致しません。
でも、やっぱり、強くありたいでしょ。
それは、自信が無い証拠とも言えます、他者の評価にばかり目を取られているということです。
なるほどねぇ。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。