今回は貿易障壁(ぼうえきしょうへき)です。
政府による国際貿易に関する規制。関税や非関税のものがあります。
関税を高くすれば、輸入品が高くなるから国内の企業が有利になるね。
そうですね。
経済効率的には得意なことをやるのが一番効率がいいんじゃないの?だったら、自由貿易が世界の経済には大切なんじゃない?
比較優位(ひかくゆうい)の考え方ですね。それぞれ得意なことをやって、後は貿易することで生産性は大きくなる、ってことですね。
しかし、日本のような広い土地が無い所で、農産物で商売する場合は明らかに不利ですよね。
そうだね、広い土地のある所がやればいいんじゃない?
だとすると、食糧難になった時、日本では食料が作れなくなりますし、誰も売ってくれない、足元を見られる、などの問題が発生しますね。
さらに、田んぼや畑がある、と言うことは、自然の保護にもつながります、植物を育てることで災害の防止にも効果があります。
目先の損得だけじゃダメなのか。
とは言え、日本の食料品が大変高いのは関税のためとも言えます。
そうか、安い食料が入ってくるのを防いでいるのは関税なのか。
どっちが正しいの?!
そういう簡単な問題ではないのです。両方大切なんですね。
関税以外は何があるの?
数量規制、検査、認証手続きなど、も輸出入に関する規制ですね。
なるほど。
出典は判りません。