かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

返本還源(へんぽんげんげん)

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f:id:KAERUSAN:20190204145044g:plain 今回は返本還源(へんぽんげんげん)です。

 

f:id:KAERUSAN:20190204145044g:plain 「十牛図」は中国の北宋の臨済宗の僧、廓庵(かくあん)の描いた作品で、人が「悟り」に至る過程を「牛」と「人」で描いたものです。臨済宗だから禅のお話です。

 

f:id:KAERUSAN:20190204145044g:plain 返本還源(へんぽんげんげん)は、9番目の部分で、牛を得て、牛と一体になったら、すっかり元に戻っていく、と言う状態です。

 

f:id:KAERUSAN:20190204151327g:plain あら!せっかく、牛と一体化したのに?

 

f:id:KAERUSAN:20190204145044g:plain 一体化して、悟ってどうこうなる、なんて、妄想ですよ、せっかく日々に悩まなくなったんだから、元通りになるべきですよ。

 

f:id:KAERUSAN:20190204154756g:plain 禅はより良い気持ちを持つため、の技術とも言えます、その意味で、悟って何か特別なものになろうと言うのは、おかしなことです。

 

f:id:KAERUSAN:20190207172243g:plain 返本還源(へんぽんげんげん)、元に返る、源に還る。牛と言う自分をしっかり理解して、完全に一体化する、そうなったからこそ、元の生活に還る、なるほどね。

 

f:id:KAERUSAN:20190205140436g:plain 自分、自分、では無く風景を素直に楽しめているとも言えますね。

 

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f:id:KAERUSAN:20190204152206g:plain 1「尋牛」(じんぎゅう)

f:id:KAERUSAN:20190204155318g:plain 2「見跡」(けんせき)

f:id:KAERUSAN:20190204152206g:plain 3「見牛」(けんぎゅう)

f:id:KAERUSAN:20190204151708g:plain 4「得牛」(とくぎゅう)

f:id:KAERUSAN:20190204151446g:plain 5「牧牛」(ぼくぎゅう)

 

f:id:KAERUSAN:20190204145044g:plain 以上はカテゴリー「十牛図」の方に説明がございます。