今回は高材疾足(こうざいしっそく)です。
素晴らしい能力、手腕のある人、を意味します。
そういう人は羨ましいねぇ。
なりたければ努力すればいいわけです。
タダでそうなる人はいません。
いいの、あれは「天にもらってる」んだな。って思ってスルーして日常を楽しむのが人生なの。
別世界のことだと思うと気が楽なの。
能力があることの寂しさもあるでしょ。
要するに高い能力には「孤独」さがつきまとうのよ。
人は支え合ってこそ、幸福感が味わえるの、支えてもらう必要があることも「幸福」の一部なのよ。
支えてもらった人も「深く感謝する」ことで、支えてくれた人を支えられるわけよ。
そういう幸せが「高材疾足(こうざいしっそく)」な人は得にくいわけ。
確かに一理ありますな。
高い能力には敬意を払いますよ、しかし、心の底からうらやましい、と渇望しているわけでもない、とも言えますな。
ただ、そんな能力、要らない!と躍起になることもないから「羨ましい」ととりあえず言うわけです。
「老子」的ですな。老荘思想っぽい。
出典は「史記」でした。