今回は天網恢恢(てんもうかいかい)です。
かいかい?
老子の言葉です、天網恢恢疎(そ)にして失せず。(漏らさず、失わず)
悪いやつは、のさばっているようだが、天の網からは逃れることは出来ない。天の網は粗いようだが、悪が逃れることは出来ない。と言うことです。
なるほどね。でも、そうなのかね。
そう思うでしょ、それは、すぐに解決しないと、もうムリだ、と思うからですよ。そこを疎、粗いって言ってるわけです。勢いのあるときは悪を止めることは出来ません。多くは時間が解決するのです。
それは、放っておけ、ってこと!
でも、それが現実かもね。
ただ、悪いことをしちゃだめよ、じゃなくて、この深みが老子らしさですね。
ところで、恢恢って?
広い、とか、大きい、って意味です。
恢の右側って「灰」じゃないね。
そうですね、でも、「灰」って書いても問題は無いです。ただパソコン等で変換すると「恢」って出ます。
出典は「老子」でした。