かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

疏而不失(そにしてしっせず)

疏而不失

 今回は疏而不失(そにしてしっせず)です。

 

 この言葉は天網恢恢(てんもうかいかい)疏而不失(そにしてしっせず)とセットで使うのが普通で、天の網は非常に荒く見えて悪がはこびっているように見えるが、結局、悪には悪の裁きが下る、ということです。

 

 その言葉の後半か、疏而不失(そにしてしっせず)だけでも、荒いけどそこなわないよ、ってことかな。

 

 そういうことです。

 

 何で天は悪を速攻で倒さないのさ!

 

 真の悪人は自ら墓穴を掘り、そこにハマって行きます。別に天が捕まえたりする必要はないと言っているのです。

 

 だいたい、人にはそれぞれ立場があり、正義や悪などは絶対では無く主観的なものですからね。

 

 うーん、判らんでもないけど。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。