今回は特別企画「易経 六十四卦卦辞」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 六十四卦卦辞」になります。
今回は「天山遯(てんざんとん)」です。
卦辞は「遯 亨 小利貞」とんはとおる しょうただしきによろし。
ひとつ前の「雷風恆」では「恒」「つねあり」「現状維持」を保ちましたが、そこから変わるには「いったん離れないといけません」それが「遯」「のがる」です。
なるほど。
そして「天山遯」は「十二消長卦」では「六月(現在の七月)」です。全て陽の「乾為天」の「四月」から二か月たち、「陰が増えだしたので、そこから離れる」イメージです。良くないものに染まらないと言うことです。
上卦が「乾:天」で下卦が「艮:山」ですから、疚(やま)しさなく、山にこもるイメージです。
それが遁れるイメージなんだね。
裏に潜むものを示す「裏卦:錯卦(全ての爻の陰陽を逆にする)」は「地澤臨」です。「地澤臨」はこれから良くなるイメージです、しかしそれはどちらも同じで繰り返しであることが分かります。
相手からどう見えるかを見る「綜卦(卦の上下を逆転させる)」は「雷天大壮」です。要するに「天山遯」は力を蓄えるイメージですから、勢いのある「雷天大壮」につながるのです。
なるほど。自分が辛い時は力を蓄えているんだから、相手からもそう見えるってことか。
逆に言うと、今は大したことないからと言って警戒しないとやられてしまうかもしれませんね。
䷠33天山遯(てんざんとん) 裏:地澤臨 綜:雷天大壮
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