かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

不見可欲(ほっするところしめさざれば)

不見可欲

 今回は不見可欲(ほっするところしめさざれば)です。

 

 欲しがるものを見せないこと、を言っています。

 

 と、言いますと?

 

 民衆に欲しがりそうなものを見せるのが良くない、最初から知らなければ欲が起こらないから問題も起こらない、ということです。

 

 これは「老子」の言葉ですから同時にこれは自分にも言えるわけです。

 

 なるほど、知らなければいい、ってことか。

 

 向上心についても考えさせられるね。

 

 そして、逆に言えば心乱れない、ということは欲が無いこと、と言っていると考えれば、「心乱れない」を目指すことも意味も考えますね。

 

 なるほど、「老子」って、そうやって読むのか。

 

 いやいや、正解はありません、ご自分で考えて深めながら読むのも良いでしょう。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。