今回は特別企画「易経 十二消長卦」です。哲学としての「易経」のお話です。カテゴリーは「易経 十二消長卦」になります。
今回は「六五 地澤臨 易経 十二消長卦」です。
「地澤臨（ちたくりん）」の卦辞は「元亨利貞 至于八月有凶」げんこうりてい はちがつにいたりてきょうあらん。
五爻は「知臨 大君之宜 吉」しりてのぞむ たいくんのぎ きち。
深く知って、下の人々に臨む、それでこそ思いが天に届く、ということです。
「十二消長卦」では「地澤臨」は「一月」に対応し「二十四節気」では「大寒」「立春」に当たりますので「西洋占星術」では「水瓶座」に当たります。
「水瓶座」は自分が思ってたこと、本当にやりたいことを実行するイメージ、変化を求める、現状に満足しない感じだね。
そうです、だからこそ、下々の人、または下卦を自分自身の肉体、上卦を無意識、心とも捉えられますね。
しっかり考えてやった方が良いって、ことか。
まあ、そういうことですが、直感で何かに向かうことでしか得られないものもありますけどね。
そして「地澤臨 五爻」は変爻すると「水澤節 五爻」です。「水澤節」は上卦が「水（坎）」下卦が「口（兌）」になっています、これは上から下に水を与える意味になります。
なるほど。
「水澤節 五爻」の爻辞は「甘節 吉 往有尚」せつにあまんず きち ゆけばたっとばるるあり。です。ですから、上から下に甘い（美味しい）水を与えることが出来れば貴ばれる、ということですね。
「水」は気持ちや感情でもあるね。
そういうことです。
