今回は大盁若沖(たいえいはむなしきがごとく)です。
人はレベルが上がるほど謙虚になる、ということです。
それを言う「老子」が、謙虚と言えるのだろうか。なんかバカにしてばっかりじゃん。
特定の誰かをバカにしているというよりみんなの思い込みを指摘する意味で言葉が強くなっているということですね。
まあ、それを言ったら「孔子」も謙虚な感じはない。うるさいおやじだ。
言いたいことや大事なことをハッキリ言わないことが謙虚、という訳でもないでしょう。控えめで慎ましい、ということが謙虚の一般的な意味ですが、地位を笠に着ない、などの意味もあります。
謙虚も難しいね。
言葉は油断すると適切に使う事は難しいです、ただ、使った人の、指し示したい意味を考えて受け取ることも有益でしょう。
なるほど。
しかし、よく考えて決めつけないことです。言葉は便利なようでしっかりと気持ちを伝えることは難しいことなのです。
確かに。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。