今回は天長地久(てんちょうちきゅう)です。
天と地は自ら永久を望まないからこそ、永遠不朽なのである、ということです。そして、天と地は永遠、ということから末永く続くこと、反映することを祈る意味でも使います。
ずいぶん意味が広い感じだね。
「老子」では、天と地が永久なのは天と地がそれに対して無欲だからこそ成し得る、と言っています。
上手く行くことを望みすぎるからこそ「失敗」が生まれる、って感じ?
そういうイメージもありますね。そして無欲こそ大切なのだ、平安の基礎なのだ、ということでもあります。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。