かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

天門開闔(てんもんかいこう)

天門開闔

 今回は天門開闔(てんもんかいこう)です。

 

 「天門」は、全てのものが生まれる門、閉じると生まれなくなる門です。そこが開いたり閉じたりする、そこから世界の法則の自然な流れを意味します。

 

 結局「天門」って何なの?

 

 全てが生まれるので、「女性」のイメージでもあり、「目」「耳」「鼻」のような器官とも考えられます。

 

 「女性」が生み出す、ってのは判るけど「目」や「鼻」って?

 

 何かがある、と思うためにはそれを「感じる」何かが無ければいけません。それがあって初めて「世界」があるのです。

 

 誰も感じなくても「ある」ものは「ある」んじゃない?

 

 そうですね、でも、そこに「世界」はあるのか、「意味」はあるのか、ということですよ。

 

 そうか、「世界」は関係があって初めて「世界」と言えるのか。

 

 その「自然の生業の流れ」の中で、全く自然に、流れに逆らわず生きることが出来るか、という文脈の中に「天門開闔(てんもんかいこう)」という言葉が出てきます。

 

 ふーん。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。