今回は天門開闔(てんもんかいこう)です。
「天門」は、全てのものが生まれる門、閉じると生まれなくなる門です。そこが開いたり閉じたりする、そこから世界の法則の自然な流れを意味します。
結局「天門」って何なの?
全てが生まれるので、「女性」のイメージでもあり、「目」「耳」「鼻」のような器官とも考えられます。
「女性」が生み出す、ってのは判るけど「目」や「鼻」って?
何かがある、と思うためにはそれを「感じる」何かが無ければいけません。それがあって初めて「世界」があるのです。
誰も感じなくても「ある」ものは「ある」んじゃない?
そうですね、でも、そこに「世界」はあるのか、「意味」はあるのか、ということですよ。
そうか、「世界」は関係があって初めて「世界」と言えるのか。
その「自然の生業の流れ」の中で、全く自然に、流れに逆らわず生きることが出来るか、という文脈の中に「天門開闔(てんもんかいこう)」という言葉が出てきます。
ふーん。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。