今回は玄之又玄(げんのまたげん)です。
「老子」でいう所の世界、宇宙の法則、自然の法則である「道」の理解の難しさを言った言葉です。現在では訳の分からないこと、摩訶不思議なことを指します。
「道」の難しさ?そっちが本当の意味なの?
「老子」の元の文章の意味はそうです。
どういうことなの?
簡単に言うと、物事の全ては我々の思い込みの中で測られ理解される、その仕組みは要するに我々が認識することで初めて「ある」が「ある」と言えるのです、その根源のイメージを言っているのですが、まあ、一般的に考えれば何を言っているのか判らないのです。
うん、判らないわ。
一般常識より、心理学より、もっと物理学に近い話とも言えます、物質がなぜ人間、生き物を表現できるのか、というちょっとオカルティックとも言えるお話なのです。
本格的に判らないわ。
というわけで「訳が判らない」という意味になっているのでしょう。
出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。