かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

四字熟語を通して言葉を考えるブログです。かえるさんと、にわとりさんがご案内します。

玄之又玄(げんのまたげん)

玄之又玄

 今回は玄之又玄(げんのまたげん)です。

 

 「老子」でいう所の世界、宇宙の法則、自然の法則である「道」の理解の難しさを言った言葉です。現在では訳の分からないこと、摩訶不思議なことを指します。

 

 「道」の難しさ?そっちが本当の意味なの?

 

 「老子」の元の文章の意味はそうです。

 

 どういうことなの?

 

 簡単に言うと、物事の全ては我々の思い込みの中で測られ理解される、その仕組みは要するに我々が認識することで初めて「ある」が「ある」と言えるのです、その根源のイメージを言っているのですが、まあ、一般的に考えれば何を言っているのか判らないのです。

 

 うん、判らないわ。

 

 一般常識より、心理学より、もっと物理学に近い話とも言えます、物質がなぜ人間、生き物を表現できるのか、というちょっとオカルティックとも言えるお話なのです。

 

 本格的に判らないわ。

 

 というわけで「訳が判らない」という意味になっているのでしょう。

 

 出典は「老子道徳経」世に言う「老子」でした。