今回は尾大不掉(びだいふとう)です。
臣下の力が大きくなりすぎると制御出来なくなる、という意味です。
臣下なのに?
臣下とはいえ力を付けすぎると上の人が言ってもコントロール出来なくなるものです。
今でもビジネスでもあるでしょうし、昔なら反乱とかもありますからね。
尻尾が大きすぎると動物も上手く動けない、と言うことです。
バランスが取れてないと組織も上手く動けない、ということか。
ワンマン経営でも上手くいかないこともあるし、組織のバランスは難しいよね。
まあ、結局は結果論なんですけど、組織のバランスを考える意味で覚えておけばよいでしょう。
権力が集中していないと速く動くことが出来ないし、
みんなで決めれば慎重な決定が出来るかな。
たくさんいても良い決定が出来るわけでもないですけどね。
まあ、責任が分散しますから気楽ですな、権力のバランスは結果論ですからね。
出典は「春秋左氏伝」でした。